本研究科博士前期課程の授業科目は、「必修科目」と「選択科目」に分類され、「選択科目」は4つの分野に対応する形で「経営分野」「公共政策分野」「情報分野」「観光分野」に分かれています。
博士後期課程のカリキュラムは、必修科目としての「研究指導I?II?III」、「特殊演習I」(いずれも主指導教員担当分)、選択科目としての「特殊演習II」「特殊講義」から構成されています。
博士後期課程のカリキュラムは、必修科目としての「研究指導I?II?III」、「特殊演習I」(いずれも主指導教員担当分)、選択科目としての「特殊演習II」「特殊講義」から構成されています。
博士前期課程
博士前期課程の授業科目は、「必修科目」と「選択科目」に分類され、「選択科目」は「経営分野」「公共政策分野」「情報分野」「観光分野」に分かれています。
必修科目
必修として下記の特別研究の履修が必要です。これらは、各指導教員(研究室/ゼミ)単位で開講される修士論文執筆のための研究指導科目です。
- 特別研究I (1年前期)
- 特別研究II (1年後期)
- 特別研究III (2年前期)
- 特別研究IV (2年後期)
選択科目
「経営分野」「公共政策分野」「情報分野」「観光分野」の4つの分野から構成され、修了までに8科目(16単位)以上の単位取得が必要です。選択科目は系の区分や学年による履修の制限はなく、どの分野の講義も受講することができます。これにより、境界領域的な分野や融合分野を学ぶこともできます。
また、各系科目群におけるオムニバス授業「イノベーション原理特論」、「ソーシャル?イノベーション特論」、「知的情報イノベーション特論」は、本課程における基礎的、基盤的科目と位置付けられ、学生の研究関心および修士論文の方向性などとの総合的な勘案によりその履修を促します。
また、各系科目群におけるオムニバス授業「イノベーション原理特論」、「ソーシャル?イノベーション特論」、「知的情報イノベーション特論」は、本課程における基礎的、基盤的科目と位置付けられ、学生の研究関心および修士論文の方向性などとの総合的な勘案によりその履修を促します。
副論文
副論文とは、修了に必要な条件である外国語試験に相当する課題の一つで、研究主題に関連する英語を中心とした外国語の学術論文あるいは学術書を翻訳したものです。その目的は、副論文を通して外国語の学術論文の読解力や思考力を問うことにあります。例えば、英語論文を邦訳する、あるいは日本語の論文を英訳する場合などがあります。 2年生は、修士論文の審査に先立ち、指導教員が選定する課題の成果物(副論文)を提出する必要があり、この副論文審査に合格しなければ、修士論文を提出できません。
他研究科、他大学の科目履修も可能
研究を実施する上で有益と認められる場合は、本学大学院国際関係学研究科が開設する科目の単位を10単位を上限として、修了要件となる単位に算入することができます(履修には指導教員?授業担当教員の承認が必要)。また、本研究科と静岡大学大学院人文社会科学研究科との間では、大学間協定に基づき、単位互換制度が実施されています。履修した場合には修了要件となる単位に算入できます(他研究科科目と合わせて10単位を上限)。
博士後期課程
博士後期課程のカリキュラムは、必修科目としての「研究指導I?II?III」、「特殊演習I」(いずれも主指導教員担当分)、選択科目としての「特殊演習II」「特殊講義」から構成されています。
選択科目は、修了までに4単位以上の単位取得が必要です。たとえば特殊講義を4科目履修する選択も可能であり、また特殊演習IIを2科目履修する選択も可能です。選択科目は、1年次/2年次に配当されますが、年次による履修の制限はありません。講義科目に関しては、当該研究分野およびそれに隣接するより広範な知識の獲得を目的とし、特殊演習IIは当該分野に関する知識と方法論をより深く学びます。
選択科目は、修了までに4単位以上の単位取得が必要です。たとえば特殊講義を4科目履修する選択も可能であり、また特殊演習IIを2科目履修する選択も可能です。選択科目は、1年次/2年次に配当されますが、年次による履修の制限はありません。講義科目に関しては、当該研究分野およびそれに隣接するより広範な知識の獲得を目的とし、特殊演習IIは当該分野に関する知識と方法論をより深く学びます。
必修科目
- 研究指導I (1年通年) 4単位
- 研究指導II (2年通年) 4単位
- 研究指導III (3年通年) 4単位
- 特殊演習I (主指導教員担当分)(1/2年前期?後期) 2単位
選択科目
- 特殊講義科目(1/2年前期?後期) 各1単位
- 特殊演習II(1/2年前期?後期) 各2単位
修了要件および履修指導、研究指導の方法
修了要件は、本博士後期課程に3年以上在学し必修科目14単位(研究指導I?II?IIIそれぞれ各4単位と主指導教員担当分の特殊演習I、2単位)、選択科目(特殊講義科目および特殊演習II)から計4単位以上の総計18単位以上を修得し、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格することです。
履修モデル
履修モデルとしては、養成する人材像ごとに下記の履修モデルを想定しています。
ビジネス?インキュベーター |
新規事業の創造や企業再生の仕組みの構築を目指す学生は、1年次には2科目の特殊講義を選択する。それらは「イノベーション論」と「経営事業創造」で、そこでは事業創造の基本を学ぶ。さらに、必修科目として、主指導教授の「特殊演習I」を履修し、研究のための理論や方法などを学ぶ。2年次には、その研究の幅を広げるため、特殊講義からさらに2科目選択する。「ソーシャル?イノベーション」と「知的情報システム」を選択する。
博士論文の作成には、「研究指導I、II、III」を必修科目として履修し、主指導教員のもとで博士論文の企画、作成、執筆を行う。
博士論文の作成には、「研究指導I、II、III」を必修科目として履修し、主指導教員のもとで博士論文の企画、作成、執筆を行う。
地域プロデューサー/地域ソーシャル?イノベーター |
地域づくりの仕組みの構築を目指す学生は、1年次には2科目の特殊講義を選択する。それらは「ソーシャル?イノベーション」と「地域マネジメント」である。これらの科目を履修することで地域づくりの基本を習得する。さらに、主指導教員が行う「特殊演習I」を履修し、研究のための理論や方法などを学ぶ。2年次には、さらに研究の幅を広げるために選択科目として特殊講義2科目を選択する。それらは「地域?グローバルイノベーション」と「知的情報システム」で、これらの科目を履修することでより研究の幅を広げることができる。
博士論文の作成には「研究指導I、II、III」を必修科目として履修し、主指導教員のもとで博士論文の企画、作成、執筆を行う。
博士論文の作成には「研究指導I、II、III」を必修科目として履修し、主指導教員のもとで博士論文の企画、作成、執筆を行う。
イノベーション研究者 |
様々な組織のイノベーション研究を行う研究者志望の学生は、1年次には、選択として、主指導教員以外の教員が持つ特殊演習IIを選択する。それは当該研究分野に関連する演習科目である。たとえば、新規事業創造にかかわる研究の場合、マーケティングにかかわる「特殊演習II」を履修する。必修科目は主指導教員の「特殊演習I」を履修する。2年次には、さらにその研究を高度化するために「特殊演習II」をもう1科目履修する。たとえば、地域開発にかかわる「特殊演習II」である。あるいは、ソーシャル?イノベーションにかかわる研究の場合、地域経営にかかわる「特殊演習II」を履修する。必修科目は主指導教員の「特殊演習I」を履修する。2年次には、さらにその研究を高度化するために特殊演習IIをもう1科目履修する。たとえば、公共政策にかかわる「特殊演習II」である。
博士論文の作成には「研究指導I、II、III」を3年間にわたって履修し、そこで博士論文の企画、作成、執筆を行う。
博士論文の作成には「研究指導I、II、III」を3年間にわたって履修し、そこで博士論文の企画、作成、執筆を行う。
知的情報システム研究者 |
知的情報システム研究者を目指す学生は、 先ず1年次において主指導教員の「特殊演習I」を履修し、3年間の研究遂行に必要な研究方法を身に付ける。併せて、1年次においては近接の情報システム分野の「特殊演習II」を履修し、知的情報システム分野の理論?方法に関する理解を深める。さらに、2年次には地域マネジメントに関わる「特殊演習II」を履修することにより、知的情報システムの応用先に関する理解を深める。これらの科目を履修し、「研究指導科目I、II、III」において主指導教員の指導のもとに複数の査読論文執筆経験を積み最終的に学位論文を完成させることによって、知的情報システム自体とその応用先に深い見識を持つ研究者を養成する。